レビュー
レビュー
star5.0
当時小学生だった私にとって、篤姫は憧れの女性となりました。 気になることがあれば確かめる真っ直ぐさ、「一方聞いて沙汰するな」の言葉通り様々な面から物事を捉える姿勢、自分の信念を貫く強さ……… 「一方聞いて沙汰するな」を守る篤姫の視点のお陰で、対立する立場にあった調所様や井伊直弼もただの悪者としてえがかれているわけではないところも好きです。 そして家定様。宮崎あおいさんがインタビューで「家定さんは公の場ではうつけのフリをし、私にだけ見せる顔がある。それは女性にとって幸せなこと。そのギャップにみんなキューンとするんだろうな」と話していますが、今になって思うとここまできゅんとできる大河も確かにそうないなと思います。夫婦になりたての頃「人に触られることが一番嫌い」と話していた家定様が篤姫を抱きしめるシーンはこちらまで幸せになります。可愛らしく演じてくださいと言われ、そんなの出来ないよ!と思ったという堺雅人さんですが、見事に可愛くて愛されるキャラクターを演じていて、この役には堺さんしかいなかったと思います。 そしてなんと言っても宮崎あおいの演技が素晴らしいです。御台所になり、天璋院になり、無邪気だった少女の頃のお一とは全く違う 威厳のある強い女性に成長していく演技にはビックリしました。初めて演技が上手いというのはこういうことなのか、と思った女優さんでした。初めてファンになった女優さんです。12年が経ち、自分の年齢が放送当時の宮崎さんの年齢を超えたことがとても信じられません。22歳であんな演技をしていたとは…! お着物の華やかさや音楽もとても素敵です。歴史をよく知らない小学生の頃にはまって観ていたので、とても観やすい大河だと思います。特に女性には強くおすすめしたい作品です。
10