レビュー
娘を惨殺された刑事の、復讐のための捜査・・と邦題から見て取れたのだが、ちょっとニュアンスが違った。結論から言うと、娘の復讐のため、また娘の名誉回復のために、刑事である自分の立場を利用する・・というストーリーだと思った。つまり「捜査」は復讐のための手段であって、目的ではない。 さらには、この父親は、その後などは考えておらず、初めから死ぬ気でいる。 従って、強烈な悲壮感が全体を被っており、加えて、久々のメル・ギブソン特有のガチ演技により、極めて重たい雰囲気の映画になったと思う。 また、対する「巨悪」が、国家と微妙に結びついているため、娘の元カレや味方、暗躍する面々の諸事情が入り組んで複雑だ。ちょっと目を離すと解らなくなるので、その意味でDVD向きの映画とも言えると思う。
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