
Taul
6 years ago

希望の灯り
平均 3.5
『希望の灯り』鑑賞。スーパーの味気ない通路は優雅な乗り物が行きかい人生が静かに交錯する小宇宙。そんな愛おしい労働映画。倉庫バイトを思い出す。東独を懐かしむオスタルギーや躓いた人生に悩む人達の想いをミニマルな描写や会話で浮かび上がらせる贅沢さ。映さないものの選択も素晴らしかった。 『希望の灯り』見逃しをアマプラで。フランツ・ロゴフスキは『未来を乗り換えた男』で強烈な印象を残したがこれも当たり役。暗い目と独特の喋り方だがそれも含め魅力ある役者だなあ。そして『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラーの受けの巧さ。他も味のある風貌の役者さんが多かった。 『希望の灯り』自宅での映画鑑賞は楽しみたいのと集中力がないこともあって電灯を消しPC、スマホとは離れてコーヒーカップ一つで臨む。そしてこういう作品で改めて気付く映画というメディアの豊かさ。地味で緩やかな描写の中に心の動きや映されてない部分、背景を想像する楽しみに満ち溢れている。