レビュー
今作は「Part2」から16年を経て製作された、マイケル・コルレオーネの物語に終末を迎えるシリーズ最終章。 アカデミー賞では7部門でノミネートされたものの受賞には至らず、コッポラ自身も今作に対してマイナスなコメントを残していたりと、前2作に比べ評価がはっきりと分かれるPart3ですが、そんなPart3が僕は大好きです。シリーズ史上一番切ない物語となっており、前2作から続けて観ると終始感動せずにはいられません。まさかあのテーマソングで泣けてくるなんて。。。 とにかく圧巻なのがあのクライマックス。終始緊張の張り詰める中、思わず声が出てしまうあのラストは非常に衝撃的であると同時に、彼の行いへの代償はあまりにも大きいということを嫌でも突きつけられるシーンです。完全に人間性を失っていた彼が、最後の最後で本当の自分が露わになるこのシーンには涙腺崩壊。 シリーズ通して観るとそれぞれ印象の違う3作ですが、マフィアの世界では信頼と裏切りは表裏一体、しかしそれをも超える家族の強い愛というのものを、数々の苦悩や葛藤と共に描かれる究極の人間ドラマだと思います。 ソフィア・コッポラそこまで悪いですかね。。。 でも確かにウィノナ・ライダーが演じるメアリーはめちゃくちゃ見てみたい。
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