レビュー
とらんぬ

とらんぬ

3 years ago

1.5


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ザリガニの鳴くところ

映画 ・ 2022

平均 3.6

まず原作が名作過ぎた。 読んでる途中で映画化を知り、鑑賞しました。 原作読んでしまっていたので、映画のみの評価として正しくできる気がしないのですが個人的には酷い出来だと思います。 B級低予算映画感がすごい。 原作が人気作品だし低予算で作れるから適当に稼げるやろみたいな雰囲気がバシバシに感じられました。 全体的に端折られているせいで「これで原作を知らない観客には伝わるのか?」と。 時間的制約のせいだけじゃないと思う。 【可哀想な湿地の少女が犯した罪の行方は?】みたいな浅すぎるテーマしか伝わらないし、ラストのどんでん返しで何とか作品としてのテイを保っているように感じました。 湿地という環境が多少ミステリの添え物としてある程度。 登場人物にも意思があまり感じられずキャラクターとしての動きにしか見えませんでした。 1番酷かったのは約束をすっぽかして5年ぶりに現れたテイトが石を投げられて第一声が「どうした!?」 いやいや、お前がどうしたんだよと。酷過ぎて笑いそうにすらなりました。 カイアの人嫌い設定もなんか口で言ってるだけだし……。 幼少期からみんなに忌み嫌われてトラウマになってるレベルの人が、ビーチで遊んでいる陽キャな若者たちの真横で普通に本読みますか?と。 普通の陰キャの私ですらその距離感で本読んでられないですよと。 ラストの証拠も普通に本棚にあるっておかしいし……。 たぶん監督が原作読んでないと思う。 特にホタルやカマキリの話なんか特にもっとじっくり描くべきだったかと。そこが大事なところだろと。 カイアの培ってきた人間性と「ザリガニの鳴くところ」がリンクするところでしょうに。 本作は観ても良いけど原作には遠く及ばないので期待はしない方がいいです。 まぁ映像イメージの補完程度で。 あ、原作は超絶おすすめです。