
マルタ
5 months ago

4人の食卓
電車でうたた寝するシーンから始まる。 私は「回送」「終点」「終電」という言葉から少し怖い事を想像してしまう。だからこの映画の冒頭は既に不気味だった。主人公ジョンウォンが電車の中で毒殺された子供達に出会ってから次々起こる怪現象。子供の残像なのか婚約者が買った食卓の椅子に死んだ子供達が座っている。 父親の教会で出会った女性ヨンには食卓の椅子の子供が見える。彼女に出会ったきっかけで暗い過去を思い出していく。 謎のぐるぐるもジョンウォンの覚えの無い小さい頃へ入り込むスイッチのようにいや~な記憶を思い出させた。近所の子供がトラックに轢かれるメキッと砕ける音。次の場面に行く時も何かしらねっとり前のシーンの不気味な感じを引きずりながら展開していくので何か気になりながら進むしかない。 ヨンのエレベーターに乗り合わせた近所の猫好き住人も、マンションのベランダから落とされた赤ちゃんの話も彼女の妄想癖からくるのか真実が分からない。どこかデジャヴのような不思議な感覚と効果音で物凄く楽しめた。 ジョンウォンの婚約者が車でした雨乞いの話は素晴らしい脚本だなと感心した。となるとやっぱりヨンの話は信じてあげた方がいいのかも。 邦題の4人の食卓も子供達と、ヨンと、あと一人となると、ジョンウォンも危うい。