レビュー
すのさん

すのさん

3 years ago

3.5


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うちの師匠はしっぽがない

テレビ ・ 2022

平均 3.1

昭和元禄落語心中は、芸人の業の恐ろしさを 見たが、この作品は、上方落語を通して、 「愚直」の美しさが滲み出ていた。 コレはコレでマル! 町に出て人を馬鹿そうと豆狸のマメダは、 なかなか上手く騙せないところ、 落語で見事にバカす、大黒亭文弧に出会い、 バカしの頂点、噺家を目指す。 前半は、文弧こと山村響の上方落語にて 引き込まれた。私も彼女同じ出身地のため、 上方言葉は皮膚に染み込んでは無いのだけれど、 素人目には見事な節回しに感じた。さすが プロの声優さん、一人二役、三役も見事な 演じ分けだし、色気もあるので惚れてしまいそう。 マメダのM.A.Oも、発生、滑舌も良く とても聞きやすい。素敵でした。 展開としては、化け狸、化け狐に加え、 天神様が乱入するなど、落語から離れ気味では あったが、上方落語を知るきっかけにはなったので 結果オーライかな? 諏訪部順一さんは、とても男の色っぽさがあるが、 流石に、昭和元禄落語心中の八雲をこなした 石田彰さん、歌舞伎の女形を越える、艶っぽい 声の演技、背筋がゾゾっとするくらい素晴らしい。 噺家を演じる声優さんを楽しむなら、 昭和元禄落語心中と合わせておすすめしたい 作品でした。