
すのさん
3 years ago

うちの師匠はしっぽがない
平均 3.1
昭和元禄落語心中は、芸人の業の恐ろしさを 見たが、この作品は、上方落語を通して、 「愚直」の美しさが滲み出ていた。 コレはコレでマル! 町に出て人を馬鹿そうと豆狸のマメダは、 なかなか上手く騙せないところ、 落語で見事にバカす、大黒亭文弧に出会い、 バカしの頂点、噺家を目指す。 前半は、文弧こと山村響の上方落語にて 引き込まれた。私も彼女同じ出身地のため、 上方言葉は皮膚に染み込んでは無いのだけれど、 素人目には見事な節回しに感じた。さすが プロの声優さん、一人二役、三役も見事な 演じ分けだし、色気もあるので惚れてしまいそう。 マメダのM.A.Oも、発生、滑舌も良く とても聞きやすい。素敵でした。 展開としては、化け狸、化け狐に加え、 天神様が乱入するなど、落語から離れ気味では あったが、上方落語を知るきっかけにはなったので 結果オーライかな? 諏訪部順一さんは、とても男の色っぽさがあるが、 流石に、昭和元禄落語心中の八雲をこなした 石田彰さん、歌舞伎の女形を越える、艶っぽい 声の演技、背筋がゾゾっとするくらい素晴らしい。 噺家を演じる声優さんを楽しむなら、 昭和元禄落語心中と合わせておすすめしたい 作品でした。