レビュー
てっぺい

てっぺい

8 years ago

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マイ・フレンド・フォーエバー

映画 ・ 1995

平均 3.8

【人生の一本】 少年と、HIVを抱える少年との命の友情物語。クスっと笑える少年あるある満載で決して暗くない。ラストの母親の熱演に涙腺崩壊必至。 ◆概要 25歳で天逝したブラッド・レンフロの13歳時の主演作。 原題:「The Cure」 出演:「ゴールデンボーイ」ブラッド・レンフロ、『ジュラシック・パーク』ジョセフ・マッゼロ、『奇蹟の輝き』アナベラ・シオラ 監督:ピーター・ホルトン ◆ストーリー ある日、エリック(ブラッド・レンフロ)の家の隣に引っ越してきたHIV感染者のデクスター(ジョセフ・マッゼロ)。やがてエリックはデクスターと心が通い合い、“彼の治療法を見つける”とデクスターを連れてあてどのない旅に出掛けるが……。 ◆感想 間違いなく自分の人生の一本。思い入れが強すぎて採点できない自己満レビューです。英語を学ぶ為に一本セリフを全部覚えてみようとこの映画を選び、すでに100回以上見てるし、サントラも未だリピート中。と余談はさておき。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆友情物語 まず作品の大部分はエリックとデクスターのひと夏の、でも一生分の友情の物語。HIV患者である事を疎む事なく友となり、いつも一緒に遊んだエリックの大らかでまっすぐな、とてもあたたかい人間性に心があつくなる。同時にこれでもかと言い訳が浮かんでくる(笑)、彼のキャラ設定とそれを見事に演じたレンフロ君に拍手。治療薬を探しに旅立ってしまう突拍子もない、でも映画の核となる展開が違和感なく入ってくる。 ◆熱演 そして何と言ってもリンダ(デクスターの母親)がゲイル(エリックの母親)を一喝するラストは、この映画の1番の山。泣きながら胸ぐらを掴み、伏見がちに強く訴える迫真の演技は、何度見ても(その部分だけ再生しても)涙が止まらなくなる。 ◆悪人不在 映画全体としても、結局はHIV患者への理解を示すいじめっ子達や、優しくデクスターを諭す担当医師含め、HIVに対しての深い理解や信念が感じられる。ゲイルを差別や偏見を根強く持つ存在とする事で、よりそれが際立ち、リンダのラストのシーンの重みに繋がっていると思う。 ◆脚本 脚本も絶妙。デクスターが旅の途中でエリックに打ち明けた暗闇、すなわち死への恐怖。俺の靴を持って寝ろ、つまり俺はいつでも君のそばにいると伝えたエリック。そしてラストでエリックが棺に靴を入れる伏線回収に、また治療薬を見つけに行こう(これは自分の解釈です)と靴を川に流すエリック。靴を一つの友情のアイコンとして使った、とても心があたたかくなる展開・内容でした。 ◆クス笑い 無駄なシーンもなく、クスリと笑えるシーンも多いので、この類の映画が陥りがちな映画全体の暗さもない。デクスターが綴りの間違いを指摘する事で、オイル塗り役を取り上げられたエリックの顔が忘れられない笑 ◆少年あるある また今見返してみると、少年あるあるというか笑、この年の子はやるよね、という描写が満載。フィギュアで遊んだり、草で実験を始めたり、ワニのおもちゃでイタズラしたり、、何でも遊びに変えてしまう天才なのがこの年頃。それがいたるところに描かれていて、なんだか少年心をくすぐられる。 ◆ ブラッド・レンフロ君の活躍をもっと見たかった。ジョセフ・マッゼロ君やアナベラ・シオラさんの作品を今後もっと見たいと思います。