レビュー
cocoa

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7 years ago

3.5


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リトル・アクシデントー闇に埋もれた真実ー

映画 ・ 2014

平均 2.9

アメリカの小さな炭鉱の町が舞台。 10人もが亡くなった炭鉱事故で奇跡的に助かったエイモス。 炭鉱の責任者でもあるビルの妻、ダイアン。 炭鉱事故で父親を亡くし、悲しみの中で暮らす少年オーウェン。 この3人がうまく絡み合ったストーリーです。 最初から最後まで暗く重苦しい展開でしたが、それぞれの気持ちの動きが静かながら伝わるので最後まで真剣に観られました。 一番は少年オーウェンのエピソードが辛かったかな。 大黒柱の父を炭鉱事故で亡くし母は生活に追われ疲れている。 ダウン症の弟の世話をするオーウェンは実は炭鉱の責任者の息子ジェイティーにいじめられている。 あるアクシデントでジェイティーが亡くなり、とっさに遺体を隠したオーウェン。 その秘密を一人で背負いながらオーウェンがジェイティーの家の手伝いをしたり。 オーウェン、不慮の事故だったのだから隠蔽をしなければ良かったのに……。 そう思ってもあの時のオーウェンは孤独で誰にも寄りかかれない状況だったのですね。 そんなの悲しすぎます。 炭鉱の責任者の妻、ダイアンの孤独もわかるし、障害を抱え生きるエイモスの心の内もわかる。 とにかく3人の交差する運命が切なくなります。 ラストでエイモスを頼ったオーウェンの表情がたまらないし、その後エイモスが炭鉱事故の真実を話す場面も心に響きました。 いろんな事の真相がわかってから、突然クレジットエンド! そこで終わるのか……。 とにかく重苦しい展開の内容ですが、小さな映像の数々も印象に残る、好きな作品でした。 オーウェン役の男の子、うまかったな。