レビュー
「価値観押し付け合戦」 川村元気原作の同名小説を実写化。宝くじで3億円が当たった男が親友に持ち逃げされ、その親友の行方を追う内にお金に対する見方が変わっていく、という話。 いやあ、なんかこの映画気持ち悪かった。なんか原作者の川村元気のお金に対する価値観をこの映画を通じて延々と見せられてる気がしたよ。川村元気はヒットメーカーだし、金なんか腐る程持ってるだろうからな。こんな価値観になるのもあり得なくはないわ。 まず、3億円が当たってなんで10年も会ってなかったヤツに相談しにいくのかが分からない。てかそもそもあんだけ仲良さそうだったのに疎遠になった理由がこの映画では描かれないからモヤモヤする。 親友の九十九を追う為に一緒に会社を経営してたヤツらと会うんだが、これがまたオーバーなキャラ付けで嫌味だし不快感しか残らないヤツらばかりで見てて辟易する。どいつもこいつも価値観の押し付け合い合戦。その中でもお金に一切興味がない男と結婚したつってるが家に住んでてメシ食ってるだけでお金は発生してるだろうが。コイツが1番嫌味だったわ。 ていうか親友の九十九からして自分の金に対する考え方を一男に押し付けてるだけだからなコレ。借金返して家族と元通りになりたい願いの何がいけないんだよ。3億当たってそれができるようになったシンプルな話なのにどいつもこいつも回りくどさ爆発。嫁もなんか達観してて腹立つわあ。 なんか感想書いてるウチにどんどん腹立ってきたわ。挙句にオチはそれかいと脱力。なんかダメな作品だった。
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