映画
テレビ
ログイン
新規登録
レビュー
顔夕
4 years ago
BNA ビー・エヌ・エー
テレビ · 2020
2.5
「プロメア」よりは差別や偏見といった問題に対して向き合っているように思ったけどクライマックスの展開はかなり不満。 獣人化によって人間社会に居られなくなったみちるがアニマシティにやってくる、という物語の導入からすると、クライマックスで向き合うべき問題は人間と獣人との関係の中にあるはず。でも、BNAはそこを描かず、明確なラスボスを登場させることで、拳で解決できるような単純な構図を作り出した。そして、人間と獣人との関係にあるはずの問題は楽観的なラストによって有耶無耶に。 キャラクター個人のレベルで見れば納得のいく結論のようなものはわりと早い段階で出ているだけに、都合の良い設定を持ち出してお茶を濁したような展開ではなく、個人→社会の働きかけによって社会全体がどう動くか・変わるかみたいなものを見せて欲しかったし、これを敢えて描かなかったのでは?と疑ってしまうようなクライマックスの展開はとても残念。 あと、獣人の暴走は遺伝子の病気でした→血清で治ります、の流れは「プロメア」の最後の方のプロメアを燃やし尽くします→バーニッシュはいなくなりました、の流れと同じ危うさがあると思う。 めちゃくちゃ文句言ったけど、諸星すみれさんの声が好きなので、最後のほう以外は基本的に楽しかったです。
いいね 6
コメント 0
いいね
コメント
シェア