レビュー
 室町時代の前期、所謂天皇が2人いた南北朝時代に当たる時期に、能楽の世界で後に最古の能楽論の書であり、日本最古の演劇論とも言われる「風姿花伝」を書き、今持っても広く知られる世阿弥が高く評価していた能楽師の『犬王(犬阿弥)』と源平合戦の最終決戦地の壇ノ浦で生まれた『琵琶法師』の二人が成した栄光とその先の物語です。  映画を見る前に源平合戦と足利義満について予習していると更に楽しめるかもしれませんね。  見所は犬王の舞台ですね。  ワタシ的には最初の10分間程度の映像で結構満足しました(笑)  ジャンルとしてはミュージカル映画とのことですが、人によってはタダの主役の中の人のMV(ミュージックビデオ)じゃないかと思うかも知れませんね(>0<;)  正直、個人的には期待して見に行ったので微妙な感じでした。アニメ映画の割には同じ様なシーン、場面も多く感じてちょっと肩透かしでしたね。  音楽に関しては、個人的には最もオリジナルに欠けており、残念でした。別に和楽器の重奏だけでも華やかさは出ると思うし、奇抜さで外国文化っぽいものを取り入れなくても良かったとも思っています。  オチに関しては、正直、そこか?とも思ってしまった。  後、男ばかり出し過ぎなのでヒロイン(女性キャラ)を一人位話の筋に加えれば良かったのにと個人的には思っています。別に恋愛させなくても戦い続ける主役二人には見守っている、見守ってくれる存在は必要だろ(母性的な意味で)と個人的には思った次第。
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