レビュー
雀鳥

雀鳥

1 year ago

1.5


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正体

映画 ・ 2024

平均 3.7

とにかく視点と構成が歪 ストーリーの展開としては『事前の事情の説明もなく冤罪っぽい主人公が出て来て本当に冤罪だった』というだけ まあ単純娯楽映画だったら展開がシンプルなのも良いけど社会派の様な演出と宣伝でこれは…… 1番の問題点は最初に書いた通りとにかく視点と構成で、ひたすら主人公が正義であると無条件の肯定をされる構成になっている。 主人公の敵は大した理由もなく醜悪で無能な阿呆の集まりであり 主人公に味方するものは悪意に晒されながらも善意を信じる心優しい人たちで、周囲の雑音にも惑わされず真実を見抜き、当然隠し事と嘘ばかりの主人公をごく短期間で全幅の信頼を持って助けてくれる 主人公の逃走者として非合理的な行動を見ると 味方側は『こんな人が殺人なんてするわけがない……!』とあっさり信じて 敵側は当然のようにその隙だらけを活かせなくてあっさり逃走させる ラストの刑事との面会シーンとか その前のシーンまで「どうせ信じてくれない」「真犯人を知ってるんでしょう」と言っててそのまま突入されて当の刑事に撃たれたとすら思っても何もおかしくなかったはずなのに 何故か本当は心優しい刑事さん……!みたいになってるのはもはやストーリーの辻褄合わせを諦めたのかな? ぶっちゃけ前提となる舞台設定部分の 『少年法改正に合わせて死刑出したいから適当な捜査で犯人と決め付ける』 に無理がありすぎるのがダメなんだろうなあ…… 複数人の血が付いた凶器と返り血だらけの部屋の中で1人分の血だけついた服を着た少年に死刑確定させたあの警察の人逆に凄いわ