レビュー
忌まわしい実話を元にした映画ですが、この作品に影響を受けて凶行に走る人とかはいないでしょう。だって全く共感出来ないから。 狂気が日常と化す恐ろしさ。それが単なるホラー映画ではなく現実社会の出来事なわけですから戦慄です。現実とはドラマチックな共感が入り込む余地などない、嘘と欲にまみれた残酷な世界なわけです。 映画は、究極的にリアルな地獄を見せつけ、ささやかな幸せを夢見る主人公を追い詰め、その心を壊していきます。終盤のセリフ[生きるって事は痛いんだよ!]は全ての人に通じるメッセージだと思います。誰もが幸せを望みながらも綺麗に生きられるとは限らない。無様で苦しい事もある。という事なのかな…映画の状況は極端過ぎてメッセージよりショックがでかすぎますが、私はそう観たいです。
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