レビュー
riri

riri

3 years ago

5.0


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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

映画 ・ 2021

平均 3.5

黒人人民主義運動団体「ブラックパンサー党」を発足し、リーダーとして力強い発信力を持っていた実在の指導者フレッド・ハンプトン。 この指導者ハンプトン役に、 数々の主演男優賞を獲った『ゲット・アウト』や、『NOPE』でも主演のお兄ちゃん役、あとこれも好きな『クイーン&スリム』で黒人差別を描く主演を演じたダニエル・カルーヤなのも見どころ。 しかし主人公はハンプトンではなく、黒人である故 理不尽に逮捕された1人の男ビル・オニールである。 ある日オニールは覚えの無い容疑で逮捕され、釈放の代償としてブラックパンサー党への潜入スパイとしFBIから送りだされることを飲んでしまう。 当時 白人至上主義に転じていたFBI 対 ブラックパンサー党の敵対悪化が増した中… オニールのFBIへの垂れ込みで、とうとう指導者ハンプトンとハンプトン率いるメンバー達の多くが銃で撃たれ亡くなってしまう。 劇中にはなかったが、DVDの特典映像が衝撃だった。 ブラックパンサー党を裏切り その後の将来の生活を約束されたオニール。 ・・その彼が映画撮影中でインタビューに応じた奇しくもキング牧師の命日の夜、自ら命を経っていたのだ。 この事が、オニールが決して自身だけが逃げ延びれたと口角を上げて晩年を過ごしたのでは無いことを物語っている。 裏切りの代償を貰い乍らも、心に痛いしこりを持ち それに耐えきれず自殺を選んだ主人公。 黒人人種差別の根深さ罪深さを又噛み締める。