レビュー
YOU

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5 years ago

3.5


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スキップ・トレース

映画 ・ 2016

平均 3.1

2021年05月17日に見ました。

レニー・ハーリンが監督を務めた、2016年公開のアクション・コメディ。 ベテラン刑事ベニーと詐欺師コナーの2人が行動を共にし犯罪組織の制圧に挑む様子を描いた本作は、アメリカ・中国・香港の合作という壮大な体制で制作された作品。「大陸を横断しながらの逃走劇」というプロットはジャッキーが25年前に構想してしたものだそうで、確かに「バディアクション」や「ワールドワイドなロケーション」というのは90年代ジャッキー作品の構成要素でもありますよね。シリアスに進む印象的なアバンタイトルからいきなり引きつけられましたし、そこから一転したカジュアルなアメコミ風オープニングと、そこから続く『インディ・ジョーンズ』的なド派手シークエンスは「ジャッキー・チェンの映画が始まった!」というワクワク感にも満ちた非常に爽快な幕開けでした。今回はここだけでなく、全編通して近年では意外と少ないようにも感じる「ジャッキーならではのアクション」が思う存分堪能出来ます。特にロシアでの一連のアクションは「これぞジャッキー!」というべきシークエンスです。縦横斜めに動き回る工場でのバトルも面白いですし、ジャッキーお得意の”ご当地アクション”もしっかり盛り込まれています。今回はそうきたかー! ただ今回は話が若干ややこしい上に、所々テンポが悪いように感じる点も多々あります。無駄をなくして話を整えれば90分台の作品にも出来たと思いますね。加えて終盤でどんでん返し的に登場するキャラクターに関しても、意外性は正直そこまで高くはないです。ただ、こっちもそこそこおっさんなジョニー・ノックスビルとのバディ感はこれまでとまた違う空気感で良かったですし、作りの荒さが調和されているのは彼とジャッキーとの掛け合いのおかげだと思います。まだ全ては鑑賞出来ていませんが、近年のジャッキー映画の中で”一番ジャッキー映画している”のは本作だと思います!この軽さがクセになる! 今回初めて知ったんですけど、レニー・ハーリンって『エイリアン3』や『スピード』も監督しかけていたんですね。今話題の「スナイダーカット」のように、『エイリアン3』の”ハーリンカット”を観せて下さい、署名させていただきます。