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人生、ブラボー!
平均 3.5
原題は「Starback」で、邦題は「人生、ブラボー!」。 カナダ人のケン・スコット監督はこの作品の後にハリウッドでセルフリメイクをして邦題「人生、サイコー!」を手掛けたとか。 そちらはヴィンス・ヴォーンの主演らしいけど、リメイクするほどこのテーマが好きだったのか。 今作では42歳の独身男ダヴィッド(パトリック・ユアール)が主人公。 過去に693回精子提供したダヴィッドは533人の父親となり、そのうち142人の子ども達に身元開示の裁判を起こされる…そんなお話。 まぁ、ほとんどあり得ないほどの人数にしたのはご愛敬か。 実家の精肉店の配達をするダヴィッドは借金もあり困っている。 (部屋で大麻を栽培したり、何とかしようとするが基本ダメ男) 人生うまくいかない彼がたまたま自分の精子で生まれた子ども達の存在を知り、素性を隠して一人一人に会いに行く。 それぞれ大人になり様々な事情を抱えている子どもも多い。 ダヴィッドは親友の弁護士と裁判に勝つ方法を考えるが、一方では子ども達の人生も考えてしまう。 そう、確かにダメ男で頼りないけど、根は優しく善い人間なんです。 訴えてきた子ども達の本心は… 「僕らは父親をヘンタイなんて思っていない」 「幸せと生命をくれた人だと思っている」 つまり、あくまでも自分達のルーツを知りたい、アイデンティティーを知りたい、それだけなんです。 この辺の気持ちはとてもリアルで理解できると思った。 そして逆に病院を訴えたダヴィッドは多額の賠償金が入る事になったのに、それを蹴って子ども達に真実を伝え、最後は大勢に囲まれ大団円! 恋人にも子どもが生まれ、大勢の子どもの「父親」となったダヴィッド。 産んだ母親が一切出てこないのはそこまで違和感もなく。 奇想天外のカナダ映画ですが、ダヴィッド役のパトリック・ユアールの頼りなさそうな困り顔がハマっていました。 アベンジャーズやサッカー、野球チームのTシャツとジャージ姿も似合う。 さて、リメイク版を観るかどうか、考え中です。