
てっぺい

キングスマン:ファースト・エージェント
平均 3.5
2021年12月25日に見ました。
【感情多忙映画】 まさかのこのシリーズで泣かされ、ヴィランの怪演に心躍り、アクションにしたたり落ちるほど手汗をかく。これこそ映画の醍醐味。キラリと光る映像表現や脚本力も文句なし。 ◆トリビア 〇”キングスマン3”の製作も決定していて、エグジーの物語の完結編となる。本作はその作品ともつながっている。(https://news.yahoo.co.jp/articles/6dfe5945804ba23c2cdb824f5be8ae760ba3e1b3) ○劇中でトム・ホランダーが3国の国王・皇帝役を1人3役で務めている。(https://eiga-board.com/posts/11744) ○監督は若い頃のハリー・ハート(コリン・ファース)を描く構想がある。(https://jp.ign.com/kingsman-first-agent/56657/news/) ○コンラッドの戦場でのシーンは過酷な撮影で、演じるハリス・ディキンソンは両膝にやけどを負った。(https://www.cinematoday.jp/news/N0127760) 〇キングスマンのテーラーがあるロンドンのサヴィル・ロウは、”背広”の語源とも言われている。(https://news.yahoo.co.jp/articles/24872af12dab270e80fc0e37faab801bfd90e081) ○激しいアクションを演じるスタンドシーンでは、スーツを15着準備することもある。(https://www.fashion-press.net/news/80715/2) ◆概要 シリーズ3作目で、過去作の前日譚。第1次世界大戦を背景に「キングスマン」誕生の秘話を描く。 【原作】 マーク・ミラー、デイヴ・ギボンズによるコミック『ザ・シークレット・サービス』 【監督】 「キック・アス」マシュー・ボーン(脚本、製作も含めシリーズ全作を手がける) 【出演】 「ハリー・ポッター」シリーズ レイフ・ファインズ 「マレフィセント2」ハリス・ディキンソン 『ノッティングヒルの恋人』リス・エバンス 『007 慰めの報酬』ジェマ・アータートン 『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』トム・ホランダー 『ワイルド・スピード SKY MISSION』ジャイモン・フンスー 【公開】2021年12月24日 【上映時間】131分 ◆ストーリー 表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織という「キングスマン」。国家に属さない秘密結社である彼らの最初の任務は、世界大戦を終わらせることだった。1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックスフォード公と息子のコンラッドが立ち向かう。人類破滅へのカウントダウンが迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために奔走する。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆見どころ満載 あれだけ一心不乱に向かったコンラッドでもその事を後悔し、儚く消えるリアルな戦場。妻を失い、その事で強く守り続けた子までも失うオックスフォード公に見る親子愛。歴史上の人物の解釈の切り口。煌びやかな空間や衣装、キングスマンらしいグロさ、ナイフに銃に拳も飛び交うバトル、文字通り手に汗握る高所アクション、きらりと光る映像表現。そしてラスプーチンを演じるリス・エヴァンスの怪演っぷり。キングスマン誕生の瞬間。出し始めたら止まらなくなる本作の見どころ、しかもそれぞれのクオリティーも桁外れに高い。年末年始に見るには本当にピッタリな一本だと思う。 ◆涙 「1917命をかけた伝令」にも見た、仲間を担いで戦場を走るコンラッド。そこまでの正義でも、ちょっとした行き違いで命を落とす戦場の儚さ。それを伝えられたオックスフォード公の涙には思わずこちらも涙してしまった(まさかキングスマンで泣かされるとは)。 ◆怪演 ラスプーチンのあの踊るように戦うアイデアは、監督とリス・エヴァンスで考えたのだとか。ケーキをむさぼり食う姿は異様だったし、毒の効かない設定も含め、リス・エヴァンスの怪演っぷりには本当に拍手。この映画のどのキャラクターよりも立ってたし、個人的には「ジョーカー」のホアキンにも匹敵する程のインパクトだった。 ◆手汗 パラシュートで崖に不時着するオックスフォード公。なぜあのシーンが必要だったのか分からないし笑、氷の張った90度の崖から生還するなんてありえない笑。ただひたすら、個人的に高所恐怖症なのもあり、あのシーンで手から滴り落ちるほど汗をかいた。 ◆映画の醍醐味 上述の通り、ダンスアクションに心躍り、親子愛に泣かされ、滴り落ちるほど手汗をかく体験を一本の映画でできるとは。キングスマン誕生の瞬間もワクワクだった(まさか初代ランスロットが女性とは!)。キッチナーが潜水艦から狙撃される時の映像表現にも技術がキラリ。「Manners Maketh Man」はできればオックスフォード公に言って欲しかったけど笑、久しぶりに映画の醍醐味を実感した映画でした。満足。