レビュー
「神」を信ずる西欧の人々にとって、この物語というのは、繰り返し語られるべきものなのであろう。(私にはさっぱり良さが解らないのであるが・・) 映画の世界でも、「ノアの方舟」的なものは数えきれない。ここ数年でも、「地球が静止する日」、「ノウイング」、「2012」などはまさにそれであるし、穿った見方をすれば、「スノーピアサー」なんかも皮肉的な描かれ方をされたモノと考えられると思う。 本作は、モロにその物語をズバリ描いたものなのであるが、神話の世界を圧倒的なCGで、「リアル」に描いた功績は大きいと感じる。 また、「罪深い」存在の人間が、「粛清」の後にどうあるべきかを、「神託(すなわち契約)」には寄っていないというところが、新鮮な感じがしないでもない。 まあ、私などは、1種の動物の雌雄が1組だけで、果たして遺伝学的にはどうなのか?という心配と、アンソニー・ホプキンスが演じた彼の存在は一体何なのか?という「謎」の方が気になってしょうがなかった。
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