レビュー
ただの女児向けアニメの枠には収まらない、プリキュア映画の一つの到達点と言える傑作です。 TVシリーズのテーマにもなっている “歌“ が本作の鍵になっていて、ユーマという不思議な生き物との絆を歌や音楽で描き、尚且つミュージカルの手法を取り入れた事が、話題獲得に一役買っています。 尚、本作の真の主人公はひかるではなくララの方です。ララは当初、ユーマとのコミュニケーションを上手く取れずにギクシャクしていますが、次第に打ち解けて強い絆で結ばれます。しかし、後半にユーマの正体を知り、別れたくない気持ちが溢れて、それが逆にユーマを苦しめてしまう事に気付きます。ララはこれまでAIに頼った生活を送っていたためか、どこか感情の欠如したキャラクターでした。しかし、この映画ではユーマとの出会いによって、より感情豊かになって成長を感じさせてくれます。
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