レビュー
終戦後マッカーサーの元で昭和天皇の戦争責任の是非を調査するフェラーズ准将を描いた作品。恋愛の要素はフィクションなのでもっと少なくて良かったけど、皇居ロケを含めかなりちゃんとしてる。 宮城事件も描かれているが皇居で銃撃戦はなかったかと。「日本の一番長い日」や「太陽」(でもソクーロフはロシア人という事を考慮に入れて)も一緒に観るとより面白いと思う。 天皇陛下がマッカーサーに懇願した、自らがどう裁かれようと日本国民を救って欲しい。という言葉に胸を打たれる。その後マッカーサーは昭和天皇と11回もの会談を行い信頼関係を築いた。 もちろんアメリカとしては共産党の拡大を抑え込まなければならず、日本がさらなる混乱に陥るのを嫌ったという面もあったろうが、天皇陛下の言葉が、国の尊厳を残したまま戦後を生きることなったと思うと胸が熱くなります。 アメリカでは美化していると批判が多かったらしいですが、結局、市街地への原爆投下だって今だに正当化されている戦勝国の理論。
いいね 4コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.