レビュー
ジュネ

ジュネ

9 years ago

5.0


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人生、ブラボー!

映画 ・ 2011

平均 3.5

この映画は主人公に上手く話が転びすぎていて、あまりにご都合主義という批判もあるかもしれませんが、どうも年を重ねるとこの手の温もり溢れるストーリーにはついつい弱くなってしまいがちで、結果として5つ星を付けざるを得ませんでした。 ダヴィッドは人間として本当にダメダメで、仕事もサボる・借金も返さない・彼女のこともほったらかし…とやりたい放題。彼に一番足りないのは明らかに『責任感』なのですが、そんなダヴィッドが、子育てという人生で最も責任を必要とする作業に携わることで、大人として1歩前に進む過程が実に優しく描かれています。 本作はダヴィッドを息子として彼の父親との関係を捉える視点、ダヴィッドが生物学的な父親としての役割を果たそうとする視点、そして彼女との間にできた子供の本物の父親になろうとする、3つの角度から成り立っています。終盤ある出来事をきっかけにして、この3つの視点が1つに繋がり、それこそ文字通り綺麗な『輪』になるのですが、このシーンが本当に感動的です。 アメリカでもヴィンス・ボーン主演で後にリメイクされたものの、まずはこの素晴らしいオリジナルから見て頂きたいところです。