レビュー
「猫の喋りはいるか否か」 有川浩の同名ベストセラーを実写映画化。作者自身が「二度と書けない」と豪語する程の自信作らしいが、正直この映画だけではあまりノレなかった。 このテの動物映画は「さあ、泣けよ」とお涙頂戴全開のやらしい作風だったとしても年を取った自分はモレなく泣くんだがなあ。ノレなかった最大の要因は猫のナナが喋る(勿論実際には喋ってないよ。モノローグね)コトにある。ぶっちゃけ喋りに頼らずとも雰囲気で察するし、喋りがなかった方が号泣してたと思う。 猫の声がオスなのに高畑充希が演じてるし、なんか上から目線だし、おまけにペンションのメス猫に人気声優使ってるからもう違和感ありまくり。 あと主人公の境遇が重すぎるのもなあ。重すぎるせいで、猫そっちのけのエピソードに尺使い過ぎってのもどうか。てかナナの引き取りを頼む相手を複数に頼むのもどうなんだよ。なんかコイツダメだっだから次コイツみたいなコンパのメンバーの二軍候補みたいじゃん。 猫に喋らせないで普通に主人公と猫のロードムービーで良かったんじゃないかと思う。泣く気マンマンだったのに肩透かしだった。
いいね 7コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.