レビュー
カナダのフォークアート画家モード・ルイスと夫エヴェレットの暮らしを綴った伝記的映画。 リウマチで手足が不自由なモードは、叔母の束縛から逃れるため、住み込みの家政婦を探していた魚の行商人エヴェレットの元に住み込む。 二人は結婚し、彼女が描く絵はいつしか有名になるが、相変わらず貧しいまま、狭い家で仲睦まじく暮らす。 ♢♢♢ 幼い頃から虐げられてきたけど、いつも明るさと自尊心を失わないモード。 孤児院で育ち、日々の暮らしに精一杯で、強がることで自身の境遇を正当化することしかできないエヴェレット。 そんな二人の不器用な暮らしを演じるサリー・ホーキンスとイーサン・ホークの演技がとにかくもう神がかり的に素晴らしくて感動しました。 ♢♢♢ 絵筆と窓が大好きで、描くことが大好きだったモードを全身で表現したサリー。 「私達にはそれを演じる能力があった」と語るメイキングのインタビューがとても印象的でした。 しあわせは自身の中にあることを改めて感じさせてくれる傑作。 超オススメです!
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