レビュー
意外に面白かった。 とんでもなく荒唐無稽であり、やりたい放題であるが、スタッフもキャストもそこら辺を大いに楽しんでいる感じで、その徹底振りが非常に痛快である。 特に悪女ミレディのミラ・ジョヴォヴィッチと、枢機卿のクリストフ・ヴァルツには笑わせられる。ルックスがまさしくミレディであり、まさしく枢機卿であるのも嬉しいが、何といっても、前者の「バイオ・ハザード」のアリスが中世のドレスを着ているみたいなアクションが最高だし、後者の神経質なゲルマン気質の悪役ぶりは、まさしく「イングロリアス・バスターズ」のあの「大佐」に枢機卿の帽子をかぶせたような感じで、一々可笑しい。 やはりこういう活劇は、悪役が魅力的でないと面白くない。その意味できちんとツボを押さえた映画だと思った。
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