「30話付き合ってこのラストか〜！」という複雑な気持ちになる作品(主人公たちの辛く切ない気持ちが続く物語なので、ラストはもっともっとハッピーに終わって欲しかった)。でも、少女漫画の基本である三角関係をここまでドラマティックに演出できる設定＝時代背景が凄い。ただの三角関係なのに、ここまで切ない気持ちにさせるのはこの世界観じゃないとできなかった。号泣するわけじゃないけど、切なくて何回も涙が流れた。やはり史実を基にしてるからか、物語が進むにつれ幸せな結末が待っていないことが予測できるのが辛い。 途中からヒロインは(ヨン・ウンジ演じる)ヨクなんじゃないかと思うほど一途な王子様。自分の思い通りにいかない(パクミニョン演じる)チェギョンへの溢れる「好き」の気持ちが素敵でした。 私が見たのはおそらくカット版だと思うけど、30話は思ったより長く感じなかった。物語的には22話くらいで終わって、そのまま地方で2人で幸せに暮らして欲しかったけど。 この作品はイ・ドンゴンが演技で賞を貰っていたようです。狂気の王様の演技は鬼気迫るものがあって確かに凄かったけど、私が改めて感じたのは、パク・ミニョンの表情の演技の巧さ。くるくる変わる表情から目が離せなくて、感情がすごく伝わってくる。漫画で書いたような表情だなと感じました。