レビュー
下っ端ヤクザの純平が、鉄砲玉として敵対組織の幹部殺害を決行するまでの3日間を描いた作品。 まったく期待していなかった分そこそこ楽しめた。 任侠だとかいったところでヤクザの存在は肯定できない。だけど、この情報社会の中で人々に渦巻いている千差万別の淀みは、ヤクザなんかよりもよっぽどドス黒くて悲しいものかもしれない。 SNSを通して出てくる人々の素性がほとんど表現されないのは、そんな現代社会への警鐘のようにも思えた。 そんな中で、真っ直ぐ生きようとする純平は、肯定されるべき人間ではないはずなのに、それでもやっぱりカッコよく思える。 「人の道ってもんがあんだろうがぁ!!」というシンプルな台詞が心に刺さった。 お天道様に胸を張って生きられるような生き方をしたいな。 ちなみに、濡れ場シーンはイヤらしい感じはなく、むしろ切ないように思えた。一部ムナクソもあったけど……。 柳ゆり菜が可愛いいし、体を張った演技だし、見ごたえ十分。
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