レビュー
Netflixで観賞。名作です。世界の平和のために、一身を捧げてゼロという偶像と稀代の悪帝を演じ切ったルルーシュは幸せだったのでしょうか。最後の最後でルルーシュの本当の気持ちに気付いてくれたナナリーやカレンを初めとして、真実を知る者達の存在が唯一の救いですが、ルルーシュが作った平和を守るためにも彼らは生涯何も語らないでしょう。世界の平和を望んだシャルルとシュナイゼル、そしてルルーシュを筆頭に、皆それぞれが闘う理由や生きる目的を持っていて、その何れもが"正しい"という状況は美しくすらあります。ルルーシュもそうですが、一生を捧げるという意味で、ゼロの仮面を脱げなくなったスザクの覚悟も相当なものです。ストーリーも後半から2転3転し、ルルーシュの孤立、ナナリーとの対立、スザクとの共闘など、私たちがおよそ望む展開をそのまま体現してくれているかのようでした。本当に様々な人におすすめできる作品です。
このレビューにはネタバレが含まれています
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