レビュー
ぽすとちっぷ

ぽすとちっぷ

4 years ago

5.0


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THE MENTALIST/メンタリスト <シックス・シーズン>

テレビ ・ 2013

平均 4.2

神格化されていたレッド•ジョンをただの一人の道を踏み外した愚かな人間として描いたのが良かった。 私自身長年視聴して、宿敵レッド•ジョンは主人公パトリック•ジェーンより先を見据える力があり、警察や公的機関にも影響力を及ぼす大きな大きな大犯罪者という像を創り上げてしまっていた。だから壮大な幕引きをはかるとばかり頭で考えてしまっていたが、ブレイク結社のリーダーとすることで個人の力にとどまらず、組織力であったとすることで一個人の力では無いと知らしめている。 もちろんこれまでのレッド•ジョンの行動パターンから、シーズン6で見せたお間抜け行動の数々は考えられないかもしれない。しかしこれはドラマである。 所詮レッド•ジョンは社会不適合者であり、弱者をターゲットにする極悪卑劣卑怯のサイコパスサイコキラーなのだというドラマ陣のスタンスが素晴らしい。特に最期を迎える際、2人にしかわからない時間や空間がそこにあるのに、ボヤけている後ろの背景ではそこに暮らしている人達の日常がある。 そう、殺人という復讐は異質でも、やはりそれも日常の一コマということを表現している気がしてならない。悪名をはせた犯罪者だが最期は虚しく一生を終える。無様の一言。 構成としては前半レッド•ジョン、後半FBIで事件解決だが本当に楽しめた。 シーズン6のラストエピソードは事件だがコメディ&ラブストーリーなのである。もう天才としか言いようがない。