レビュー
漫画家デビューするくらいまでは、めちゃくちゃ素敵な朝ドラでした。 胎児から始まるのも斬新だったし。 「左耳が聞こえない」 左耳に手を当てて風を感じる。右手で太陽つかむ。 そういうイメージでポスター撮影されたそうです。 「すずめの左側、小人が踊ってる」 「すずめの左はいつも晴れやね」 とっても素敵なテーマ、星野源さんのアイデアも朝から楽しくなる。小人が跳ねてるような音楽。 そして、史上最強にきゅんきゅんできる朝ドラ。さすが、北川先生。 佐藤健さんと中村倫也さんの破壊力ったら。 私は断然、中村さん派ですが笑 最後にとんでもない展開迎えるぶっちゃーやなおちゃんも素敵だし。 漫画家編ではゆーこ、ぼくて。特にゆーこ! 「ゆうこ応答せよ」のシーンが好き。 「欲しいもの言って」「ゆうこの笑顔」 そう、即答できる関係に痺れた。 ウェディングドレス姿の美しいこと。 「人生は自分のもの。自分の分しか頑張れん」 「漫画を描くって人生超えてる」 だからこそ、最後の展開は許せなかったですけど。 最初に申した通り、ゆーこがいるくらいまでは、本当に面白かった。 ここから、びっくりするぐらい転げ落ちていきます。 まず、皆さんもよく言ってるけど、主人公が何したいの?っていう問題。 人の人生、同じことし続ける訳ではないんだけど。それにしたって、あっちいきこっちいき。 100均の編は必要だったのか? 麻生さんとキムラ緑子さん、嶋田さん。メンバーはめちゃくちゃ濃かったけど!笑 リアルそうに見えて、全然リアルじゃないから、何がしたかったのか気持ちがついていかない。 「半分青いってどんなドラマ?」って言われた時に即答できないよね。 だか、私が1番言いたいのは、主人公があまりにも我強すぎる問題。 感情が昂ると、いっつも誰かを傷つける。 「りつは私のもん」 先生に対して「だからずっと一人なんだ」とか。 それは、言っちゃダメでしょ。 家族に甘やかされて育って、傷付いたら傷つける。それは朝ドラ主人公としてどうなの? 付け加えると、人物のはけ方が雑でもあった。 特にさやかちゃんなんて、ひっどいシーンでさっていった。挽回の余地も与えられない。 ゆーこも同じく。 正人も、ゆーこも。中途半端に出たり出なかったりして、もやもや残ったまま見なきゃ行けない気がした。 序盤だけで、後から左耳のこともほとんど触れないしね。発明家になって補聴器作る話かと思ってたらそうでもないし笑 挑戦するのは良いけど、視聴者ほったからしすぎでしたね。 【滝藤さんファンクラブ】 滝さんの朝ドラ2本目拝見。 最初の感想…「朝ドラで2回も食堂やっとる」 梅ちゃん先生に続いて今回も食堂です笑 うーちゃん、親バカの最高なお父ちゃんでした。 スズメの漫画を本棚いっぱいに並べたり。分かりやすい、親バカ。 でも、こういう時代、ちゃぶ台ひっくり返すようなお父さんも多かったろうに。 うーちゃんみたいな優しいパパがいたら、こういう仲良し家族になるよね。 半分、青いを見ていて1番思ったのはそこ。 「家族が欲しいなぁ」 最近ずっとこれを言ってる。温かい家族が欲しい。切実に。 お父ちゃんとしてだけではなく、お母さんに対して。 「完璧じゃなくてええよ。息が詰まってしまう。ダメな女で良いよ」 殿方としても最高でした。決める時は決める! まあ、時が経てば「女は幸せを見つける天才や」「女は弱し、母は強し」わっはっはーと、パパ会で愚痴言ってましたけど笑 家で笑えるなら、良いよね。そういう家族が理想です。長年いれば嫌なところたくさんあるだろうけど、家庭には持ち込まないでほしい。帰りたいと思える場所であってほしい。 そんなパパにお母さんが一言。 「うーちゃんの頭の中はいつも晴れやね。いつも明るい方から見る」 本当に素敵なパパ。
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