レビュー
破綻した旧住専の債権回収を担当した整理回収機構の職員の闘いを描いた秀作です。 ☆第1回 回収機構立ち上げからスタートし、バブル崩壊に至った経緯と登場人物の立ち位置を描いていますが、要領よくまとめられた脚本と若松節朗監督の重厚な演出とで緊迫感に満ちた素晴らしいスタートとなりました。すごい経済ドラマになりそうで期待大です。 主演は伊藤英明ですが、回収機構の社長を演じた橋爪功が実在の「中坊公平」を彷彿とさせる怪演を見せてくれています。 ☆第4回 ヤクザビル明け渡しの保全処分に成功するまでを描いた回ですが、12室全ての居住者を特定した上で大阪府警の全面協力を得て全室退去させるまでのヒリヒリするような過程を見事に表現しており、第1回に続いて痺れました。伊藤英明入魂の名演技を見せてもらいました。 ☆最終回 資産を香港に飛ばした悪質債務者の資産差押えに挑むトッカイ職員の奮闘を描いています。イッセイ尾形や仲村トオルなど強かなワルからあの手この手を駆使して債権回収に挑む職員と姿に胸が熱くなる良い経済ドラマです。
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