レビュー
dimitorov0512

dimitorov0512

7 years ago

4.0


content

ギルバート・グレイプ

映画 ・ 1993

平均 3.7

主人公ギルバート・グレイプの本当に本当に痛い立ち位置をホームドラマとしてじわーーーっと描いた作品。大きな起伏を用意せずに物語的脚色を極力排除した構成にも関わらず主人公の苦しみと我慢がどんどん浮き彫りにさせていく様は本当に見るものの心を握りつぶしてくるよう。 主人公の立ち位置を際立たせる主因が周りを取り巻く登場人物でありその中心にいるのはもちろんディカプリオ演じるアーニーであることは間違いない。疑いようもなくディカプリオの怪演が今作の大きなスパイスとなっている。 アーニーの役柄上、「可哀想なやつ」「イタいやつ」という印象が残ってしまう演じ方をする他やりようがなさそうなものだが、ディカプリオはそうなっていないのが本当に素晴らしい。ただの「楽しそうなやつ」として見ていられるバランスが本当に心地よい。この演技を越えられる子役は現れないんじゃないかと思うレベル。 引きのカットを要所で効果的に使って「誰かの日常」を端から見ているかのような印象を持たせる感じも良い。すごい映画。。。