レビュー
・ゆっくりと心を抉ってくる様な映画でした。見終わったあとの余韻は結構激しめです。スタッフロールも含めて。 ・なかなか目の出ない舞台俳優が主人公なのですが、お調子者で憎めないクラスメイト『佐々木』がいた学生時代パートと、冴えない現代パートを交互に描きながら話が進みます。 ・佐々木はバカが付くほど明るいヤツなんですが、作風は全体的に暗いですね。しかもテンポも結構ゆったりです。良くも悪くも『ああ、邦画だなぁ…』といった感じでした。 ・主人公に自分を投影できるかどうかで作品に対する印象が大きく変わる気がします。青春時代を思い出して、佐々木を誰かに当てはめて…と没入した際は、結構メンタルが破壊される危険まであります。1番その可能性が高いのはアラサーの男性でしょうね。 ・後、内容とは直接関係ありませんが、村上虹郎さんが出ていてテンション上がりました。本作では舞台俳優役でしたが、この方は舞台よりも、画面を通したお芝居で存在感を放つ俳優さんだと勝手に思っております。つまり何が言いたいかというと、『村上虹郎良かった』という話です。
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