レビュー
奇抜なタイトルに反して、心の動きの描写がとても繊細で心地いい。お互いを尊敬し合い、たどり着く称賛の言葉が同じ「君の膵臓をたべたい」だったのも、もはや映画として芸術的。 16年本屋大賞第2位のベストセラー小説の映画化らしい。 終始お互いを“君”と呼び合う恋愛映画はあまりないと思うけど、その一定の距離感が逆にいいもどかしさだし、ピュアで爽やか。 白い日差しが多用されていて、映画全体が穏やかに演出されている。これも心地いい。 総じて、まず原作勝ちしているし、演出側も中身をよく理解して、世界観をぐっとより魅力的に作り上げている映画だと思う。 余談だけど、2人が旅行した先が福岡だった事も、福岡在住の自分としてはちょっと嬉しかった。太宰府や屋台の花山、梅ヶ枝餅、渡辺通り、シーホーク、、よく見ている景色が映画に登場するのって、不思議な感覚でした笑 主演の2人は、取材時間205時間、移動距離15110キロのプロモーションを敢行したらしい(初日舞台挨拶時)。よく分からん数字だけど、大変だったんだなあ…
いいね 42コメント 0


    • 出典
    • サービス利用規約
    • プライバシーポリシー
    • 会社案内
    • © 2024 by WATCHA, Inc. All rights reserved.