レビュー
ブラジル南部、ポルトアレグレの街。 78歳のエルネストは老境を迎え、ほとんど目が見えない状態だが、息子の同居の提案を頑なに断り、一人暮らしを続けていた。 ある日、若き日の友人の妻から、友人の死を知らせる一通の手紙が届く。 エルネストはアパートに出入りするブラジル娘のビアに手紙を読んでもらい、返事の代筆を頼む代わりに部屋の鍵を渡す。 これはエルネストの老人ならではの思慮深い対応や深い造詣のある言葉で魅せる作品。 そして2人の交流がビアとエルネストにも変化をもたらしていく様が優しさにあふれてて心地いいです。 ラストの意外ともいえる展開まで、終始温かい気持ちに包まれる佳作。 早起きして観た甲斐がありました。 (2020.8.15@京都シネマ)
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