レビュー
お金持ちに寄生する家族の映画です。 とうとう観てしまったー(>_<) 貧富の差から生まれた格差社会をユーモラスと厳しい感性で捉えた映画です。 序盤から図々しさ爆発の韓国人の描写が痛烈で、「盗っ人は一つの罪 なくした者は十の罪」「他人の餅で正月を迎える」といった朝鮮ことわざを知っていると日本人とは違う資質や考え方も納得させられるような展開でした。 終始シリアスな場面がつきまとい、コメディ部分が笑えないのは「レッド・ファミリー」を思い出させますね。 そして本作のキーワード「匂い」ですが、どんなに容姿や振る舞いを変えても染み付いた匂いや育ちは隠せないと痛いところを突いています。 ドッキリ部分はあのフランス映画からの模倣かな⁈私は展開が変わるとなんとなく気づいてしまいましたが、それでも「えっ⁈」と思いましたね…(^_^;) キム・ギテク役のソン・ガンホは今まででベストではないかと思われる演技で良かったです♪ イオン・キョ役のチョ・ヨジョンの天然奥様ぶりも良かったですね〜(o^^o) カメラワークも随所で光る部分がありました。 この映画が受け入れられた背景には格差社会、貧しい者同士の争いなど世界中で共感を得るような問題がコメディを交えつつ鮮やかに描かれているからでしょう。 日本もただ難しいだけの陰鬱な映画やアイドルコメディばかりではなく、本作をヒントに世界を相手にしても興行的にも作品的にも受け入れらるような映画を作って欲しいものです☆
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