
HIRO。

英國戀物語エマ 第二幕
平均 3.7
とにかくウィリアムの独り相撲に終始していた印象。 ウィリアムはエマの幸せと家の責任を同時に負うと豪語するが、エマはウィリアムを遠ざけようとしていたし、エレノアさんを悲しませすぎた。 それに社交パーティで孤立したグレイスを見て、初めて家族に迷惑をかけていることに気づいたような素振りを見せたとき、あぁコイツ口ばっかりで全然考えてなかったんだなぁとガッカリしてしまった。この話がラブストーリーでハッピーエンドであるというメタな視点を抜きにすれば、とんだ無責任野郎だ。 つまりウィリアムの言ってることは「家族にもエレノアさんにも超迷惑かけるけど僕は僕とエマさんの幸せを優先するよ」だよね。エレノアさんに対してなんの救いもあげられないのに、家に対して責任を取る術も考えてないのに、どうしてウィリアムを応援する気になれる? だいたいエマの周囲も不可解だ。なぜみんなエマを放っておかない? 寡黙で控えめな性格でも、魅力があれば人が集まってくるだろう。しかしエマといえば辛気臭い表情ばかりで、口を開けば「いえ…」「すみません…」「申し訳ありません」など逃げの言葉ばかり。唯一能動的に動いたのがリスを助けたときだが、それだけではとても人間的な魅力を描けていたとは思えない。 一番の問題は、内心はどうあれ、エマがウィリアムに恋焦がれているようには見えなかったことだ。むしろ諦めをつけて新しい人生を歩もうとしているのに、夫人やらメイド仲間やらのエマ贔屓が露骨すぎて、見ているこちらが冷めてしまう。 ハンスだけは立場が違ったようだけど、エマに結婚しようとまで言う理由が弱いのでやはり冷める。 とにかく主役二人を応援できなかった。身分違いの恋って、視聴者に対し、二人が身分の壁を乗り越えてくっついて欲しいと熱烈に思わせなくちゃダメじゃないの。