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アマンダと僕
平均 3.5
24歳のダヴィッドはアパート管理など便利屋の仕事をして暮らしている。 近くに住むシングルマザーの姉、サンドリーヌとは仲良く助け合う毎日。 ある日突然、銃撃事件が起きサンドリーヌが他界。 遺されたのは7歳の姪アマンダだった。 突然、人生が変わった2人の今後はどうなるか…そんなお話。 パリの街中を自転車で颯爽と走るダヴィッド。 最初は姉と他愛もなくおしゃべりして並走していたけど、ある日公園のテロ現場の惨劇を見ることに。 そして生きていくのにもがきながら、アマンダを後ろに乗せて走る自転車のシーンが印象的でした。 ダヴィッドはまだ24歳。 アマンダの後見人になる覚悟はなく、ただ悲しみに暮れ、日々の世話で過ぎる毎日。 最愛の母を亡くしたアマンダの気持ちの揺れはすごくリアルでした。 ダヴィッドとダヴィッドの叔母、それぞれに順番に預けられる毎日。 そんなアマンダが大勢でボール遊び(ドッジボールか…)をしているふとした瞬間、涙を拭うシーンはたまらない。 同じように、民泊客を出迎えに行ったダヴィッドが駅で突然泣き出す姿も見ていて辛い。 大切な人を失うと言うことは、突然悲しみが襲ってくる、そんな事の繰り返しだと思う。 だんだん2人の絆が強くなり、お互いに必要な存在になっていくのがよくわかりました。 ウィンブルドンの試合を観に行き、劣勢の選手を見て泣き出すアマンダ。 しかし追い付いたプレーを見て笑顔になるアマンダの表情がとても良かった。 「エルヴィスはもう建物を出た」の逸話がうまく生かされ、「ママはこの世にはいない」現実を乗り越え、2人の今後に幸あれ!と願いたくなるラストでした。 アマンダ役のイゾール・ミュルトリエは甘いもの大好きなちょっとぽっちゃりした女の子。 その青い瞳はダヴィッドや周りの人をしっかり見つめ考えるしっかり者でした。