レビュー
uboshito

uboshito

2 years ago

5.0


バレリーナ

映画 ・ 2023

平均 3.2

Netflix映画。予告編を見た時から「映像がヤバ」っと思っていたのだけど、映画が始まってファーストカットを見た瞬間から、これはヤバいやつや、って感じた。あとは引き込まれて最後まで。 人物が韓国語を話していなければ韓国が舞台の韓国映画とは思えない、めまぐるしく美しく変化する数々のロケ地、室内の装飾、乗り物、音楽…。ほぼ無駄のないカット(ほぼ、です)。弾けるようなアクション。90分で終わる簡潔さ。どこをとっても非の打ち所がない。「紳士とお嬢さん」でもお婆さん役だったキム・ヨンオクが武器商人で火炎放射器ぶっ放した時点でこの映画は完璧なものになったと思う。何よりも「嘘くささがない」というのは強みだ。やり切ってるんだもの。 ともかく、単なるオシャレなMVみたいな、というのとは一線を画す映像美に星を1つ捧げたい。多分、物語的には3くらいの評価なのだろうけど、チョン・ジョンソの素晴らしさで星を1つ、それでもう5になっちゃった。 ただ、個人的には、はっきり言って物語的にとかはどうでも良いと思っていて、こういう映画を作れるか、作れないか、だけで考えたら、やっぱりこういう映画を作れる韓国映画界はマジで本当にすごい。日本人が同じものを作ろうとすると、三池崇史になっちゃうんだよ。そういうんじゃないんだ、っていう、センスの塊みたいな人がいて、そういう人がきちんとNetflixのオファーをこなしているっていうのがすごいわけ。 一点だけ課題は、この監督が「自分の恋人以外の俳優」を起用しても、ここまで美しい映画が撮れるかどうか、だと思う。