レビュー
主演の男優タハール・ラヒム目当てで観ました。 邦題の「ダゲレオタイプの女」というのも惹かれるタイトルでした。 世界最古の撮影方法、いわゆる「銀板写真」を撮るステファン(オリヴィエ・グルメ)の助手として働き始めるジャン(タハール・ラヒム)。 ステファンの娘マリーに惹かれ、父親に縛られて生きているマリーを救おうとしますが……。 さて、これは恋愛映画ではなくホラー映画です。 黒沢清監督の初の海外作品だとか。 「クリーピー」もそうですが、どこか変な空気を醸し出す作品でした。 青いドレス姿のマリーが拘束器具に固定されて撮られる写真は何と露光時間が120分の長さ。 これでは心身病んでしまうのも致し方ない。 物語は中盤からジャンの「欲」が出てきた辺りからはガラッと変わります。 ラストはそうなるのか……。 現実と空想の狭間でもがく登場人物。 空気感には惹かれましたが、物語としてはそれほどでもないかな~。 「ダゲレオタイプ」という言葉だけが印象に残りました。
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