レビュー
実話に基づくポーカープリンセスと呼ばれたカジノ経営者のスキャンダルが題材。男性社会で男性に負けたくない強い女性を描く。 モーグルのオリンピック予選での事故で怪我を負い、選手生命が絶たれてしまった主人公モリー・ブルーム(ジェシカ・チャスティン)。引退後はロースクールに通い法律家の道へ進もうと考えていたが、ロースクールに入る前、アルバイト先の経営者ディーンが取り仕切っていたセレブ達が集まるポーカールーム『コブラ』の助手をやることに。そこでは信じられない掛け金でポーカーが行われており、モリーの1日のチップだけで3000ドル稼ぐ日も。次第にゲームを取り仕切る立場となるも、突然ディーンからクビを宣告される。しかし、モリーはかねてより計画をしていた『コブラ』の客を引き抜きモリーが経営するポーカールームを立ち上げる。しかし、何の後ろ盾もないモリーはツケの支払いを発端に廃業してしまう。再度ニューヨークで世界中のセレブ達が集まるポーカールームとしてさらなる成功を収めるも…。 何度挫折しても立ち上がるモリーがすごい。この話が20代半ばまでの人生というのがまたすごい。そして、何よりもこれが実話に基づいていることがすごい。激動過ぎる人生に圧巻。 モリーがポーカールームの経営者として、どんどん深みにハマっていく中でも、最終的に守らなければならない部分は攻めずに踏みとどまり、人の良さが見えるところはホッとできた。 上映時間140分と割と長めであり、多少中だるみ感あるもののテンポの良い展開とセリフで魅せる会話劇が補っていた。ポーカーやギャンブルに詳しくなくともきちんと説明してくれるのでご安心を。
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