レビュー
2020.9.7.153(再観賞) ネタバレあり 簡単に説明すると、不倫相手の子供を誘拐し4年間逃亡し逮捕される希和子(永作博美)と、その女に育てられたカオル(井上真央)の話。 誘拐した子を育てるなど犯罪行為に他ならないのですが、希和子がとても愛情を込めてカオルを育てるものだから、感情移入してしまい、“妻”が悪者に思えてしまう。「身籠った」と永作博美に勝ち誇ったり、帰ってきたカオルの所作に希和子の影を感じてはヒステリーを起こす姿がどうも嫌悪感を抱かせる(もちろん同情できるのだけども)。希和子とカオルは、住んでいた小豆島のお祭りの写真が全国写真コンテストで入賞し、そこに二人が写っていたため、島から逃亡することを決意。しかしフェリー乗り場に警察が待ち受けている。逮捕されるときの希和子の言葉「その子はまだごはんを食べていません」は原作でも映画でも泣いてしまう。 小池栄子と共に過去を辿っていたカオルが、だんだんと記憶が鮮明になり泣き崩れるシーンも泣いた。 登場人物の心理描写と、役者さんの演技がとにかく素晴らしい映画。なんか泣きすぎてデトックスできた気分になれる(笑)
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