レビュー
始まりから全てのスケールが大きくて、歌もダンスもこれを生放送でやったなんて信じられないクオリティ。映画として見たら繋ぎがブツッと切れてたり、セットを動かしたりと見づらい部分もあるんだけど、舞台、ミュージカルだと思って見ると演者のわざとらしさやカメラワークもまあアリかな、と思えた。 そもそもヴァネッサ目当てで見たんだけど、ちょっと突っ張っているガールズグループのリーダーポジションをキュートに演じていてやっぱりヴァネッサ可愛いなあ、と心底。スレててサンディに対しても純情さを馬鹿にしたり所々に意地悪さが垣間見えるんだけど、出会った時からいい顔する訳でもなくブスッとして不機嫌をあらわにしてるし、普通の悪役みたいに女の子達を支配する事もなく枕投げとかもしちゃうし、嫌味だけど思っている事を直接相手にぶつける憎めないキャラ。サンディ役も清楚で可愛かったけど、なにより不良姿が美しかった! 中身については、正直言って今の時代にリバイバルする必要があったのかな、と。新しい要素も入れつつだけど古い雰囲気はそのままだし、ミュージカルパートは良かったけど演技も全体的にわざとらしいし展開がわかりやすすぎて途中見るのがちょっと苦痛に。これはもう舞台でやるか、放送用に撮影してやるかのどちらかにした方が良かったんじゃないかな。いいとこ取りしようとした結果中途半端にメリットデメリットが混在する感じになっていてちょっと残念。でもこれを生放送でやりきるスケールの大きさはさすがアメリカだったし、ミュージカルパートは本当に良かった。ヴァネッサはもちろん特に男子パートが好き。最後のカーテンコールは生でしか出ない高揚感が見ている方にも伝わってきてそれだけでも見る価値はあった!エンドロールのヴァネッサのお父さんへの追悼メッセージもあって最後には涙が出た。結局最後は強くてキュートなヴァネッサが大好き!と再確認した映画だった。
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