レビュー
ひろ

ひろ

7 years ago

3.5


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キングダム

映画 ・ 2019

平均 3.6

2019年05月08日に見ました。

原泰久の人気漫画「キングダム」を佐藤信介が監督を務めて実写映画化した2019年の日本映画 ・ アニメ映画監督やアニメ実写映画を手掛けてきた佐藤監督がメガホンを取り、脚本には原作者自ら関わって製作された作品。日本映画ではなかなかない10億円の巨額製作費を注ぎ込んでいる。舞台となる中国ロケに豪華キャスト。これでコケたら後はないというぐらい失敗できない映画だ ・ 原作はもちろん大好きだ。漫画好きなら読んでる人が多い「キングダム」。原作が好きな作品の実写映画化は基本的には見ない。原作より面白かったことがまずない。大概は原作の大切な魂を歪めている。でも今回はあまりにも評判がいいので気になって見てしまいました。結果はやっぱり原作が圧倒的に面白いという感想だけど、この映画は原作者ファン同士で盛り上がって話せそうなタイプで好感が持てた。いかに原作の世界観をリアルに表現するかを追求している ・ 内容的には原作の5巻ぐらいまでの「王都奪還編」。若き秦国王である嬴政が弟の反乱で失脚し、王都を奪還するために下僕ながら天下の大将軍を夢見る信と共に王都の奪還を目指す内容。原作はすでに54巻まで進んでるので、原作ファンとしては初期も初期のエピソード。ここから全てが始まった「キングダム」の根幹であるエピソードだ ・ この作品の見どころは原作知らない人ならアクションとか豪華キャストだろう。日本では破格の予算ではあるが海外からしたら安い。エンドロールの名前の数の少なさが物語る通り、少しばかり使われているCGなどのクオリティは低い。アクションはカンフー映画やハリウッド映画には勝てない。それなら何を楽しむかというと、いかに原作キャラにハマっているキャストかということだろう ・ まず主人公の信役の山崎賢人。少し大人過ぎるのは気になるものの、粗野な信のキャラクターは雰囲気出てる。信の幼馴染の漂と嬴政の二役を演じた吉沢亮。これは原作のイメージにドンピシャ。まさに嬴政。原作の人気キャラ楊端和を長澤まさみが演じているが、ただただ美しい。楊端和様万歳。河了貂役の橋本環奈はちょっと可愛すぎてイメージ違うかな。成キョウ役の本郷奏多はどハマり。原作で再び成キョウが登場するエピソードを是非やってもらいたい。後は原作最強の人気キャラクター王騎を演じた大沢たかお。この役のために10キロ増量しマッチョに!しかもこのエピソードだと王騎はまだそんなに活躍しないのに…すぐ続編作らないとマッチョのまま生活しないといけなくなるな。王騎はCGでもいいような特異なキャラなので、引き受けて役作りした大沢たかおは偉い ・ 物語としては序章も序章。原作ですら秦国の中華統一などはるか先の話。今後、続編を作るとなるとどこのエピソードを映画化するかは重要課題。今回は王都だけの物語なので登場人物もセットも少なくて済んだが、合従軍編なんかスケールが大きすぎて予算10億じゃ足りないだろうし、そもそも2〜3時間で語れる内容でもない。でも王騎を出演させたなら王騎を見て育つ信も描いて欲しいし、全部映画化は不可能だろうなあ。原作読み直そう