レビュー
2020.10.18.171 M.Enkd ネタバレあり チャーリー(トムクルーズ)は、幼い頃に母親を亡くし、父親と二人暮らしだった。父親とは反が合わず成人してからは連絡も取っていなかったが、ある日父親が亡くなったとの連絡が届く。父親の莫大な遺産は自分にはほとんど相続されず、見ず知らずの人物に相続されると知り、チャーリーは憤慨。調べてみるとなんと自分には、自閉症の兄がいて、兄の世話人が相続しているとのこと。チャーリーは兄が暮らす施設に乗り込み兄を誘拐。「兄を返してほしくば、遺産の半分を寄越せ」と脅すようなことをする。数日間兄と過ごすが、自閉症の兄とのコミュニケーションや世話は大変で、チャーリーはストレスを蓄積していく。しかし断片的に兄が話す幼い頃の話を聞いて、だんだんと兄に対する気持ちが変わっていく。なんでも兄は「チャーリーをケガさせてはいけないから」との理由で施設に預けられていたんだとか。兄も少しずつチャーリーを信頼していき、兄弟としての愛情が芽生えていく。結局最後は兄を施設に戻すことになる。兄は表情が乏しくチャーリーと離ればなれになることを寂しがっているかはよくわからない。チャーリーは2週間後に会いに行くことを約束し、汽車に乗るチャーリーを見送る。 特に盛り上がる場面などはなく淡々と物語は進むが、それがいい。哀愁ただようラストが好きだな。この最後のチャーリーの表情のための2時間強。
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