レビュー
「興奮度MAXの怪獣バトル!」 お馴染みキングコング通算8作目。日本人に馴染みなのはラブロマンスも取り入れた2005年版だろう。自分は実はこのシリーズを観るのは全くの初めてなんだが、キングコングの故郷である髑髏島を舞台に起源を描くので、初めてでも全然問題なし。むしろ余計な情報無しで観た方が単純明解な怪獣バトルで楽しめるんじゃないかな。 「シン・ゴジラ」は怪獣映画の皮を被った社会的内容(褒めてます)に対して、今作はコングが暴れる!楽しい!という正反対さ。最初こそ入りが設定上ちょい複雑だが、コングが出てからはそんなんどうでも良くなる。 設定上どうでも良くなると描いたが、意外と人間関係のドラマもしっかりしているのも面白さを引き出している。コングVS人間という単純なものでは無く、仇撃ちしか見えてないモノ、コングは守り神だというモノ、どっちを信じれば良いかわからないモノなど、三者三様入り乱れての思惑見物。戦争では敵だったモノ同士が協力してサバイバル生活をしていたってのも良い。 当のコングも段々と救世主に見えてくるのも定番だがやっぱり良い。オーロラを見て切ない顔をするトコロなんて最高の顔をする。オオトカゲのボスとやり合う場面は文句無しにこの映画の最高潮。CGの技術の進歩は本当に目を見張るものがある。 エンドロール後には嬉しいサプライズもあり、大変楽しかった。怪獣大決戦な男のロマンを詰め込んだ傑作でしょう。
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