レビュー
夫婦って、結局こんな感じ。 ノルマンディーの片田舎で畜産業を営む夫婦。妻のブリジットは明るくユーモアもあるが、夫のグザヴィエは無骨で怒りっぽい。 ブリジットは自身の病気治療を理由に2日間単身パリへ。しかしホントの目的は、隣家のパーティーで知り合った魅力的な若者に会うため。 その若者とパリで甘いひと時を過ごすかと思いきや、現実は全然違っていた。 そこがこの作品の良かったところ。現実ってこんなもんだから、と予想を裏切る形で見せてくれた。 夫役のジャン=ピエール・ダルッサンが、素晴らしい演技をします。特に息子とのシーンはとっても良かった! もちろん妻役のイザベル・ユペールも負けず劣らず。絵葉書を見つけた時の表情はやられました。 脚本は面白かったし、何より登場人物が全員合格!魅力的で個性があるキャラがうまく噛み合ってました。 結婚すると、お互い大事に思っているのに、その方法を間違える時がある。 うまくいかないし、ロマンチックでも全然ない。 でも、やっぱり大切な存在だと思う。 みんなきっと、こんな形で夫婦をやっていくのではないのかな。
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