レビュー
dreamer

dreamer

3 years ago

2.0


content

龍三と七人の子分たち

映画 ・ 2015

平均 3.0

この映画「龍三と七人の子分たち」は、昔のビートたけしの漫才の小ネタを集めたような映画のようだ。 藤竜也をはじめ、個性的な役者も多いので楽しみにして観たが、ちょっとがっかりした。 「仲間がオレオレ詐欺にあったので、その仕返しに現代ヤクザに殴り込む」という話だと思っていたが、ちょっと違っていた。 最初に、オレオレ詐欺に引っかかるのは、主人公の龍三である。これは正直みっともない。 映画の主人公が、詐欺にひっかかっちゃみっともない。 詐欺にあうのは、知り合いの近所のおばあちゃんとか、仲のよい人のほうがよかったのではないだろうか。 それで怒り心頭になった龍三が、昔の仲間を集めて「京浜連合壊滅大作戦」を実行するというようにして欲しかったと思う。 そうすると、仲間集めから武器集め、敵の同行を下調べして計画実行!とプロジェクト作戦ものとして、面白くなったと思うのだが。 ところが、映画はなにやら小さなコントみたいなのが連続して出てくるだけで、しかも、これが全く面白くない。 そして、最も笑えなかったのは、最後に京浜連合に殴り込みに行った時に、小野寺昭のヤクザが特攻隊に憧れていて、セスナを盗んで、京浜連合のビルに突っ込む予定だったのだが、それが「ちょっと海が見たい」と言って神奈川に行き、横須賀の米空母に着艦してしまうという展開。 これでは、全く笑えない。単なるお馬鹿さんである。 最後に、ベンツで逃げ出した京浜連合のメンバーを、バスを乗っ取って追いかけるのだが、「追いかけろ!」「行け行け!」などのセリフの多くが、走るバスにOFFで入るだけのシーンが多い。 これは何故だろう? せっかくだから、役者を撮らないといけないと思う。 小ネタの連続で映画としてのまとまりが、非常に悪かったように思う。 出演者では、品川徹が良かったくらいだ。そして、ヤクザの数も8人もいらなかったように思う。 かえって、印象が散漫になった気がする。