レビュー
uboshito

uboshito

2 years ago

3.0


content

デシベル

映画 ・ 2022

平均 3.3

正直、予告編にかなり騙されたという感覚はある。この映画において、タイトルの「デシベル」が意味する、音に反応する爆弾というのは実はそれほど重要ではなかったから。この映画で本当に描きたかったのは、潜水艦の事件の方であって、これが爆弾事件にもつながっているというだけで、なぜ真犯人が「音に反応する爆弾」を選んだのか?などには一切の説明がない。というか、それ自体に意味がないから説明の必要もない。犯人からすれば手段は何でも良かったわけなので。 そうして迎えた最終カットの切なさと言ったら…韓国映画はかなり見慣れている方だと思うし、こうした「オチ」の付け方をする映画は韓国には多いのだけど、それでも…最後の最後に後出しみたいに「実は…」ってエピソードでグッとさせるの、ちょっとズルくないかと思いつつ、うぅっと…。 究極の思考実験のような設定のもとで、正解もわからない中である種の決断を迫られた主人公と、正解を導こうともせずただ反対した結果逆恨みのように犯罪に手を染める犯人。その2人の「オチ」がこれとは…やっぱりこの最後の部分は禁じ手とも言えるのではないだろうか。 ということで、こうした犯人の薄暗い動機や、潜水艦事件のことなどは一切描かずに、爆弾魔アクションとしてだけ予告編を作りましょうと。なんか潜水艦で生きるとか死ぬとかやってたけど自分にはよくわからないし…と、潜水艦パートにしか出てこないチャ・ウヌもチラ見せして…っと日本の配給会社の担当者はとりあえず集客できればいいという意思だけで予告編を作りましたとさ。 【視聴:U-NEXT】