レビュー
はじめは、頭のおかしな映画かとおもった。 でもトイレのケンカのところから可笑しさで吹っ飛んで、なにもかもが愛おしくなってくる。 過去と先祖にとらわれる、今と若者たち。 苦しみながら精神を病み、闘い、研究をするものたち。加害者の子孫と被害者の子孫がお互いを慰め、癒してゆく。 カラダを重ねることは、きっと人間が思っている以上に重要なことなのかもしれない。今を生き抜くために。そんな事実に慰められながら。 彼らを見ているとそれは逃げだけではない。今と闘っているから傷つき、そして癒しを求める。 その2つの魂と遺伝子が混じりあい、美しい花を咲かせる。良い土と風が吹いて世界にもっと花を咲かせ、傷付け傷ついて苦しむ彼らを、少しずつ癒してゆければいいのに。
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